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変わってきた胆のう疾患の治療法
■胆石を溶かす治療法
薬をのんで胆石を溶かすことができれば理想的です。胆汁酸製剤(ケノデオキシコール酸またはウルソデオキシコール酸)を6ヵ月ないし1年くらいのみ続けて胆石を溶かす治療法はありますし、また体外から衝撃波を作用させて胆石を破砕する試みもあります。しかしこれらによってすべての胆石を治療できるわけではありませんので主治医とよく相談してみてください。確実な治療法はやはり手術的に胆のうを摘出(取り除く)することでしょう。ちなみにポリープを溶かす薬剤はまた開発されていません。
■お腹を切らない内視鏡下の胆のうの摘出手術
これまで胆のうの手術といえば、開腹(お腹を切って)して胆のうを摘出していました。しかし最近では、開腹をしないで、内視鏡を腹腔(お腹)内に挿入して胆のうを摘出する手術がさかんになってきました。腹壁に4力所ほど0.5〜1.0cmほどの穴をあけ、そこから内視鏡を挿入してテレビを見ながら手術をするのです。
この内視鏡下の手術の特徴は、術後経過がよく、1.術後の痛みが少ない、2.早期離床・早期社会復帰できる、3.傷跡がきれいでほとんど残らないなどという利点があることでしょう。じっさい手術後1日または2日後に退院して1週間後には仕事に復帰したり、ゴルフをしている人が少なくありません。癒着や炎症がいちじるしい場合は開腹をすることがあるにしても、画期的な手術といえます。
なお、胆石やポリープだけをとれば胆のうを摘出する必要はないのではないかとお考えの方がおられるかもしれませんが、胆石やポリープができるような胆のうは病的なので、ないほうがいいのです。胆のうがないからといって不都合はありません。ご安心ください。
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